レッツ4 SN50仕様 車両データ  

2020年3/15 茂原サーキット MOTOWEST S-1GP開幕戦

 サブコン付きノーマルマフラーJOGを追い回す黒いレッツ4 

2020年から始まった関東では初になるSN50クラスに準拠する純正マフラーのレース

唯一の違いは昨年まで関東で主体であったマフラー付きクラスの車両も参加し易いように配慮されている点

茂原ツインではカーブの大半に上り坂が絡むために回転リミッターが当たる箇所が少ない為

サブコンの影響が出づらいコースであります

ヤマハ車ならダイアノグツールであったりレッツならTPSの微調整でサブコン無でも十分太刀打ち出来ます

平坦なコースならジョグとレッツの差は大きく・・・

平地ならリミッターを外す事が出来たジョグはノマフでも最高回転は1万回転を超える

しかしリミッター解除したジョグですら純正ECU並みにしか高回転が回らないのが茂原の面白さ

そこにもう一つの大きな要素が加わりレッツの特性が活きてくる・・・

レッツの15kgに迫る車体重量の軽さが有効になる

コース上のあらゆるところが上り坂という茂原のコースでは

コーナーを立ち上がった瞬間はジョグが速いのだが・・・

中盤から軽いレッツが特性を生かしてグイグイ登ってくるという面白さがある

全国的にもこの現象が起こるコースは茂原くらいだと思います

登り切る割には長い下り坂が思ったほど少ない事が徳島カートランドとの大きな違い

さらに関西同様に他メーカー間のフロント周り流用が認められている関東唯一の茂原ではレッツ4が光る規則になっている

今回は開幕戦で物凄く速いと言われて話題になったレッツ4を解説する

レッツ4 ライブディオ足回り

今後のレッツ4のフロント周りの主流になりそうなライブディオZXのフロント周り

フェンダー装着もステム裏に固定ネジ穴があったり、ハンドルストッパーも効くので

ジョグ用を流用するよりも手軽であり ディオフォーク自体の信頼度も過去の他クラスでの実績も高い

今回の採用は近畿スポーツランドに参戦する大西塾 死神博士のレッツ4(クリックすると車両データ出ます)を参考にしている

茂原は昨年まで行われていた勝手にレッツカップというレースといいレッツとは馴染みが深いコースでもある

レッツ4

そしてこのレッツの大きな特徴は後期型というところ

レッツを愛して止まないレッツ好きの間で囁かれる後期レッツの高速域の強さ

後期になり点火方式が変わりECU自体に互換性が無くなり

前期と後期はどこが違うのだろうと知りたくなるのが真のレッツ愛

この後期の方が伸び足があるのは常識らしいと豪語するものも居る

しかし僅かな差なんですけね・・・非力な世界ですか(笑)

 

レッツ4 茂原4st50仕様 けーすけ号 車両データ

レッツ4後期(O2センサー付きモデル)

ウエイトローラー 9g 3個もしくは9.5g 3個

コーナー立ち上がり時を8200回転を目安にして

茂原のメインの坂を登り切って8600回転を目標にセットアップ

ボスワッシャー 0.5mm 1枚追加

 

フロントフォーク ライブディオZX

カヤバ20番 油面85mm(死神博士のマネ♪)

 

タイヤ 前後MBR740 フロント3.00 リア3.50サマーSP

空気圧 前1.4 後1.7 ※セルモーター撤去済

 

オイル 鉱物油(某自動車メーカ純正)5W-30

ディーゼル用

 

 けーすけ選手からひと言  

リアタイヤを3.50にすると発進時のみ少しだるくなりますが

そこはスタートで足で漕いであげれば十分にリカバリー出来ると思います

3.50にすることでギア比が全体でワイドレシオになり速度の乗りも良くなり

リア90サイズに比べてメリットが沢山あります♪

フロントフォークを換装する事で純正フォークのシビアさが無くなり

軽量レッツを振り回して乗ることが出来て物凄く楽しい乗り物に生まれ変わります!

レッツ乗りの方なら是非!ヤマハ車に乗り換える前に茂原を走りに来てください!

レッツの面白さが更に倍増すると思いますよ♪

 

 この仕様の注意点 

関東圏のライダーの方はこのセルモーター撤去による3.50リアタイヤ

フロントフォークの他メーカーへの換装は関東圏では茂原でしかレース参戦出来ません!

茂原以外の関東圏レースへ参加する場合は純正フォーク リア90サイズを選択する事で関東圏の茂原以外のレースと互換が取れます

 

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